田原市博物館|春の企画展 田原の美術 道家珍彦展 −シルクロードと渥美−|平成28年3月26日土曜日から5月15日日曜日まで

会場 田原市博物館
開館時間 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 毎週月曜日
観覧料 400円(320円)、小・中学生以下は無料
※3月26日(土)は無料公開
※( )は20名以上の団体割引料金
※毎週土曜日は高校生も無料
主催 田原市博物館
後援 愛知県教育委員会
愛知県教第31回国民文化祭・あいち2016応援事業育委員会 → 展示作品リストはこちら
「伊良湖水道 夕照」 1994年 渥美郷土資料館蔵

道家珍彦は、1934(昭和9)年名古屋市に生まれ、1953年旭丘高等学校美術科を卒業、同年には、新制作展に「廃廠」シリーズで初入選を果たしました。その後、愛知学芸大学で日本画を学び、卒業後は、尾張地方の小・中学校で美術の教師をしながら作画活動に取り組まれました。1963年、中美展で奨励賞、1965年には、白士会展に「土」シリーズを出品、白士会賞を受賞し、翌年白士会の会員(現在は退会し無所属)となりました。我妻碧宇氏に師事し、以後は白士会展を中心に活動を続けられ、名古屋・東京・豊橋などでも個展が開催されました。

1972年、シルクロード踏査旅行を契機に「シルクロードをゆく」をシリーズ化、1976年、名古屋・東京のギャラリーでパートTを開催、以後2002(平成14)年までに12回ものシリーズ展が行われました。1980年には、渥美半島の自然風景に魅かれ、家族とともに名古屋から渥美町堀切(現田原市堀切町)に移住され、そこで教師を続けながら渥美の風景を画材とした作品の制作にも取り組まれるようになります。1992年、東京紀伊国屋画廊で個展「渥美をかく」を開催すると、これをシリーズ化し、現在までに5回のシリーズ展を開催。そして、1993年、第二の故郷となった渥美町の郷土資料館で企画展「道家珍彦個展」、1998年にも同館にて「渥美をかく自選展」を開催し、渥美半島を拠点に活躍する画家としての第一人者となりました。

近年では、2010年に田原市博物館にて、初となる「田原の美術道家珍彦展」が開催され、これ以外にも多くの個展を各所で開催するなど、今もなお精力的に作画活動を続けています。

今回の企画展では、諸事情により渥美を離れ活動の拠点を名古屋に戻された先生の初期作品から代表作品を含め、「シルクロード」と「渥美」をテーマとした作品約50点を展示紹介し、改めて道家珍彦の作品世界を堪能していただこうと開催します。

関連行事

ギャラリートーク

日時:4月16日(土)午前11時〜
講師:道家珍彦
※要観覧料

ワークショップ

「日本画材で絵を描こう」
日時: 5月 8(日)午後1時30分〜午後3時
講師:道家珍彦
参加費:300円
対象:小学5年生以上 〜 一般(親子参加歓迎!!)
定員:15名 申し込み:3月26日(土)午前9時〜 先着順
※詳細は後日参加者にお知らせします。

ワークショップの募集は定員に達しましたので
受付を終了しました。

「伊良湖陽」 1994年 田原市博物館(旧伊良湖小学校)蔵

「廃廠」 1952年 作者蔵

「伊良湖時雨」 1996年 医王寺蔵

「月−廃都・トルファン」 1983年 渥美郷土資料館蔵

「春伊良湖・入船」 2000年 個人蔵

「伊良湖水道」 2015年 作者蔵