平成21年企画展 田原の美術|新収蔵 仲谷孝夫展「愛と生」

開催日 2009年5月15日(金)〜6月14日(日)
開館時間 午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館日 5月18日(月)・ 5月25日(月)
6月1日(月)・6月8日(月)
観覧料 一般300円(240円) 小・中学生は無料
※()内は20名以上の団体割引料金です。
※期間中、毎週土曜日は高校生無料
会場 田原市博物館 企画展示室

私の「KOHDO」2005年
(2005年第60回行動美術展/第61回行動美術展出品)

◆ 作者紹介


「自画像」2001-02年

仲谷孝夫(1918〜2006)は、渥美郡田原町(現田原市田原町)に生まれ、京都市立絵画専門学校で日本画を学んだ後、戦後、洋画へ転向し、郷里の田原中学校で教員をつとめながら、1951年に行動美術展に初入選します。1957年には行動美術協会会友となり、その後、愛知県立成章高等学校の教員となります。作品の主題は緑豊かな自然とともに生きる人々の姿であり、半ば抽象化された画面の中に自然が破壊される不安な世相を反映させながら、描き出しています。1970年に行動美術協会会員となると同時に審査員をつとめ、全国・中部地方の両方で活躍します。今回、ご遺族から100点以上の作品・資料が寄贈され、その作品群の中から画家の魅力と生涯を探ります。

2001年に豊橋市美術博物館で初期からの画業を紹介した展覧会が開催されていますが、その後、88歳で逝去するまで作品制作は続けられました。今回出身地であった田原市で、2001年の展覧会で展示されなかった初期作品やそれ以降の行動美術展出品作品も含めて代表作を一堂に展観いたします。


「生きる」2002年

◆ ギャラリートーク 日時:5月17日(日)午前11時から

◆ 同時開催
・渡辺崋山と弟子たちの花鳥画
市指定文化財 崋山筆風竹之図・椿山筆花卉図屏風、福田半香・平井顕斎などの作品も展示します。



「渥美の風景」
1949年

「森の歌」
1950年

「風と丘と太陽と」
1978年

「人形」
1980年