田原市博物館・渥美郷土資料館|企画展

平井誠一は、1948(昭和23)年、渥美郡福江町古田(田原市古田町)に生まれました。県立福江高等学校在学中は美術部に所属し、絵画制作に励み、卒業後の1968年には、春陽展に初入選します。翌年の中部春陽展で新人賞、1971年の中部春陽展で研究賞(翌年も同賞受賞)、1972年には、第49回春陽展で新人賞を受賞して、画家としての道を歩み始めました。

1980(昭和55)年、愛知教育大学大学院を修了した同年には、第57回の春陽展で準会員となりました。1985年、稲沢女子短期大学(現愛知文教短期大学)の緞帳原画を制作。1989(平成元)年の第66回春陽展で会員に推挙され、現在までに春陽展を中心に出品を続けるほか、1991年第8回伊藤廉記念賞展、1994年文化庁現代美術選抜展、2005年「愛・地球博」記念万博百景展をはじめ、中日ギャラリー、名古屋三越栄店、新宿三越、松坂屋名古屋店などで個展を開催しています。

2001(平成13)年よりは、中日新聞社の主催する「風景の会絵画展」へも出品を続け、2006年には、渥美郷土資料館特別展「渥美半島を描く」や翌年、豊橋市美術博物館で開催された「東三河の美術展」にも郷土出身の画家の一人として作品を出品するなど、現在もアトリエのある稲沢市を中心に精力的な作画活動をしながら活躍されています。また、NHK文化センターなどの絵画教室の講師としても絵画に親しむ人たちの指導にあたっています。

今回の企画展では、ふるさと“渥美”を離れて50年、絵を志して50年程となる現時点での集大成としての作品群の中から、厳選した作品(初期作から最新作まで)を展示紹介し、その画業を振り返るとともに、平井誠一の作品世界を堪能していただこうと開催します。

展示内容

◎田原市博物館
春陽展出品作品(初期作から最新作まで)を中心に約50点

◎渥美郷土資料館
風景の会、青美会、個展等出品作品を中心に約30点

関連行事

◎ギャラリートーク
10月27日(土) 午前11時〜(開会式終了後)
11月11日(日) 午後1時30分〜
講師:平井誠一 ※要観覧料

◎ワークショップ
11月4日(日) 午後1時30分~午後3時30分
「作家と作品を描こう」
講師:平井誠一 対象:中学生以上
定員:15名 ※要予約(先着順)
内容:参加者が1つのキャンバスにそれぞれ自由に描き加え、それを最後に平井先生がまとめて1つの作品に仕上げます。
参加料:200円


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