田原市博物館|特別展

当館では、展示の核として、幕末に活躍した渡辺崋山を取り上げ、これまでも崋椿系の画家の作品・資料群を概観する展覧会として、平成17年(2005)に「19世紀の迫真に出会う~渡辺崋山・椿椿山が描く人物画」、23年に「江戸後期の新たな試み~洋風画家の谷文晁・渡辺崋山が描く風景表現」、25年に「渡辺崋山・椿椿山が描く花・鳥・動物の美」を開催しました。
今回、田原市制15周年・田原市博物館開館25周年を迎える平成30年に特別展を開催します。全国の渡辺崋山作品の優品を一同に集結し、渡辺崋山が目指した絵画の神髄を探ります。

展示内容

渡辺崋山筆蘆汀双鴨図(常葉美術館蔵)、月下鳴機図(重美、静嘉堂文庫美術館蔵)、壬午図稿・客坐掌 記・牡丹図(重美、田原市博物館蔵)、異魚図(重美、個人蔵)、虫魚帖稿(静岡県指定文化財、浜松市美術 館蔵)、全楽堂日録・客参録(愛知県指定文化財、個人蔵)、四州真景図(重文、個人蔵)、孔子像・遺書・自 筆墓表・自決脇差(重文、田原市博物館蔵)など約100点を展示。会期中展示替があります。

展示解説

9月23日(日)・10月14日(日)

講演会

「饒舌館長、崋山の眼差しを語る」
日時:10月11日(木)午後1時30分
会場:崋山会館(入場無料)
講師:東京大学名誉教授・静嘉堂文庫美術館館長 河野元昭氏