春秋山水図屏風 しゅんじゅうさんすいずびょうぶ 朝見香城／昭和時代 若い時期には、花鳥画が多い香城であるが、金泥をバックに力強い筆づかいで雄大な風景画を描く。右隻は緑青をポイントで使用し緑と青を基調とした春景、左隻は代赭系の色を効果的に使用して山の緑がほのかに黄ばんでいく情景を描く。春には梅がリズミカルに配され、点景人物として木を運ぶ農夫が見える。秋には悠々と流れる川に二艘の船が進む。晩期の作であろう。 員数:六曲一双 材質彩色:金地着色 法量（cm）:169.8×363.0 平成13年吉田一夫氏寄贈

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